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Castillos en el aire 天空の城
¥1,600
だいぶなれたら 文:Ana Alcoleaアナ・アルコレア(スペイン) 絵: Merce Lopezマルセ・ロペス(スペイン) 出版社: Anaya, 2015 シリーズ名: El duende verde サイズ: 12.5x19cm ページ数: 80 ページ 対象年齢: 10歳から ISBN: 9788467871128 幼い頃、サンティアゴは、いつも砂浜に絵を描いて遊んでいました。けれども、いつもその絵は波に消されてしまいます。若者となったサンティアゴは、いつまでも消えないものを作りたいという夢をもって旅に出て、やがて城の建築にかかわるようになりますが…… 2016年にセルバンテス・チコ賞を受賞したアルコレアは1962年サラゴサ生まれ。物語性豊かな書き手として定評があります。マルセ・ロペスのロマンチックな挿絵とともにお楽しみください。
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Me llemo Millaray わたしの名前はミラライ
¥3,400
少しなれたら 文:Viviana Huiliñir Curío ビビアナ・ウイィニル=クリオ(チリ) Claudio Fuentes Saavedra クラウディオ・フエンテス=サアベドラ(チリ) 絵:Jorge Roa Riquelme ホルヘ・ロア=リケルメ(チリ) 出版社:Ekaré, 2023 サイズ:16.5x22.5cm、ハードカバー ページ数:72ページ ISNB: 9788412592948 ミラライ(スペイン語読みだとミリャライですが、友だちがミラと呼んでいるので、こうしておきます。正確な読み方は不明です)は、都会に住む女の子です。夏になるといつもマプーチェのコミュニティの親戚やおばあちゃんの家に行くのですが、今年の夏は特別で、友だちのカタリーナも一緒に行き、先住民についての宿題のレポートを二人で書くことにしました。 バスをいくつも乗り継いで、たどりついた自然のなかの家。 ミラライはカタリーナとともに、おじさんやおばあちゃんの話を聞き、自分も血をひくマプーチェのことをさらに深く知るようになるのです。 「マプーチェ」とは、「大地の人びと」の意味だそうです。そして、Millaray という名も、すばらしい意味を持つ言葉でした。 最後の20ページは、二人が書いたレポートの形で、マプーチェの歴史、伝統、民族衣装、環境のことなどが説明されています。 類書のない、貴重な1冊です。
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Cuentos de Diego y Daniela ディエゴとダニエラのお話
¥2,000
少しなれたら 文:Verónica Uribeベロニカ・ウリベ(チリ) 絵:Ivar Da Coll イバル・ダ・コル(コロンビア 出版社:Ekaré, 2012 サイズ:16.5x21.5cm、ハードカバー ページ数:98ページ 1990年代に、Diego y los limones mágicos ディエゴと魔法のレモン、Diego y el barco pirata ディエゴと海賊船、Diego y la gran cometa voladora ディエゴと大きな凧 という3冊の本として出ていたお話が合本になりました。 おにいちゃんのディエゴと妹のダニエラが、おばあちゃんとくりひろげる3つのおはなし。 「こんなことがあったらいいな」という、空想たっぷりのワクワクする物語集です。
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Cajapalabra ことばばこ
¥2,000
少しなれたら 文:David Hernández Sevillano ダビ・エルナンデス=セビリャノ(スペイン) 絵:Paola Acevedo パオラ・アセベド(コロンビア) 出版社:Ediciones SM、2023 サイズ: 12x19cm, ソフトカバー ページ数:60ページ 対象年齢:8歳から ISBN:9788419192454 言葉をしまったいろんな箱があります。 Caja bandoneón, Caja poema, Caja semilla ... 何が入っているのでしょうか。 言葉から広がるイメージを楽しむ、小さな詩の本です。 詩といっても、かしこまらずに、やさしい色使いの親しみやすい絵とともに、スペイン語の言葉を楽しめます。 ラサリーリョ賞受賞作。
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Cuentos con niñas, niños y algunas otras criaturas salvajes女の子、男の子、その他のワイルドな生き物のお話
¥3,200
少しなれたら 文:Jairo Buitrago ハイロ・ブイトラゴ(コロンビア) 絵:Mariana Ruiz Johnsonマリアナ・ルイス=ジョンソン(アルゼンチン) 出版社:Calibroscopio, 2023 サイズ:25x30cm、ソフトカバー ページ数:48ページ ISNB: 9789873967931 Cómo fue domesticado el gato Trece deseos Fútbol y monstruo Todos tan sonrientes y limpitos Pina Sánchez y el vecino-cucaracha Compañeros de viaje の6編の楽しいお話をおさめた幼年童話集です。 Siete cuervos & ocho cuentos同様、ハイロ・ブイトラゴのユーモアとウィットに富んだお話をお楽しみください。
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Con el ojo del cogote 頭のうしろに目をつけて
¥3,600
だいぶなれたら 文:Juan Kruz Igerabide フアン・クルス・イゲラビデ(スペイン) 絵:Elena Odriozola エレナ・オドリオソラ(スペイン) 出版社: Ediciones Modernas el Embudo, 2023 サイズ:17x23cm, ソフトカバー ページ数:128ページ ISBN: 9788412620627 バスクを代表する児童文学作家で詩人のイゲラビデが幼い頃の回想を綴った、くすっと笑えるユーモアのある24の小さなお文章に、オドリオソラが茶色の線画で挿絵をつけた物語集。 オドリオソラの絵は、体の動きに豊かな表情があり、いくら眺めてもあきません。ほぼ全部の見開きに1つは絵が入っているぜいたくなつくりです。 見返しには、作者の幼い頃の写真があります。
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dientes de conejo ウサギの歯
¥1,800
だいぶなれたら 文:SIlvia Molina シルビア・モリナ(メキシコ) 絵:Lucia Sforza (イタリア) 出版社:CIDCLI、 サイズ:18x21cm、ハードカバー ページ数:45ページ ISNB: 9786078351534 ルシは、指を吸うクセがあります。兄弟にからかわれても、やめなさいとママに怒られても、シッターさんにたのみこまれても、やめることができません。いつのまにか、親指が口に入っていて、自分でもいやになってしまいます。でも、ある日、どうしたらいいか、教えてもらいました。とっても簡単なこと……。 シルビア・モリナは、何かしら困難をかかえる子どものことを描きつづけている作家です。当店では、次の本もおすすめ。 Le comieron la lengua los ratones ネズミが舌をたべちゃった https://miranfu.base.shop/items/81001032 私の娘も、かなり長く指吸いをしていました。おかげで上の前歯が、このルシのようにウサギの歯になって、歯列矯正をしたのでした。ぱたりと指吸いをしなくなったとき、「どうしてやめたの?」とたずねたら、「おいしくなくなった」と、謎のこたえがかえってきました。 2点のみ、再入荷予定なしの商品です。
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¿Y comieron perdices? めでたしめでたし?
¥2,600
だいぶなれたら 文:Laura Wittnerラウラ・ウィテネル、Juan Nadaliniフアン・ナダリニ(アルゼンチン) 絵:Eleonora Arroyo エレオノラ・アロヨ(アルゼンチン) 出版社:Calibroscopio、2023 サイズ:17x24cm、厚めのソフトカバー ページ数:32ページ ISNB: 9789873967719 Y comieron perdices(そしてウズラを食べました)は、「めでたしめでたし」「幸せに暮らしましたとさ」というような意味の、昔話のしめくくりの言葉です。 でも、ほんとうに、昔話の主人公たちは、めでたしめでたしとなったのでしょうか? 「シンデレラ」「赤ずきんちゃん」「ヘンゼルとグレーテル」など、よく知られた昔話を題材にしたお話です。
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El bosque de piedra 石の森
¥1,600
だいぶなれたら 文:Fernando Alonso フェルナンド・アロンソ(スペイン) 出版社:Anaya, 2014 シリーズ名: Clásicos Modernos サイズ:14x21cm、ソフトカバー ページ数:119ページ ISBN: 9789467860863 10歳のディトが住んでいる屋根裏部屋からは、カテドラルと、カテドラルの石像が見えます。ディトは、その石像を見て、その石像と話すことを想像するのが好きです。そうするうちに、ディトの心の中には「石の森」がつくられていきました。 でも、「石の森」から現実にもどらなければならないときもあるのです……。 『灰色の服のおじさん』(小学館)の訳書のあるフェルナンダ・アロンソの代表作の1つです。1985年に書かれた作品が、「現代の古典」シリーズの1冊として、復刊されました。
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Arroz con lobo アロス・コン・ロボ
¥2,000
はじめて読むなら 文:María Cristina Ramos マリア・クリスティーナ・ラモス(アルゼンチン) 絵:Javier Andrada ハビエル・アンドラダ(たぶんスペイン) 出版社:SM、2023 シリーズ:El barco de vapor 白 サイズ:14x21cm、ソフトカバー ページ数: 44ページ ISNB: 9788419099884 おそろしいオオカミが目をさまし、出かけていき、何をするかと思えば、始めたのは字を書く練習。だって、おぼえたいのに、ぜんぜんおぼえられないのです。そこでオオカミは学校に行って……。 国際アンデルセン賞に推薦されたこともある、アルゼンチンを代表する作家で詩人のマリア・クリスティーナ・ラモスは、子ども心をよくとらえたお話が得意です。 読むと心地のよい韻をふんだ文章で書かれた、たのしいお話です。 タイトルのArroz con loboは、スペイン語圏のデザートArroz con lecheをもじったものでしょう。訳すのがむずかしい!
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Rey 王様
¥2,000
だいぶなれたら 文:Mónica Rodríguez モニカ・ロドリゲス(スペイン) 絵:Ángel Trigo アンヘル・トリゴ 出版社:Edebé, 2022 サイズ:13x19.5cm、ソフトカバー ページ数:164ページ 対象年齢:10歳から ISBN: 9788468356105 機嫌がいいと、Rey(王様)と呼ばれるけれど、そうでないときは、ひどい扱いをする母親と、母親のパートナーのもとから家出をした少年は、誰にもかまってもらえません。一人、寒くてふるえているときに出会ったのは犬でした。少年は犬たちに助けられますが、そう何もかもうまくはいかず……。 モニカ・ロドリゲスは、スペインの現代児童文学を代表する書き手の一人。 エデベ児童文学賞受賞作。
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Los protectores プロテクトーレス
¥1,700
だいぶなれたら 文:Roberto Santiago ロベルト・サンティアゴ(スペイン) 出版社:SM、2016 サイズ:12x19cm、ソフトカバー ページ数:252ページ 読者対象:8歳から ISBN: 9788467587692 ビセンテは、新しくきた学校で、ヘロニモがリーダーのワルたちと対決することになります。でも、ビセンテたちのグループ、プロテクトーレスのきまりは、 その1 楽しく助けること その2 一度メンバーになったら、やめないこと その3 暴力は禁止 その4 役にたて、大事にしろ その5 警戒をおこたらないこと その6 プロテクトーレスの存在を知られないこと ビセンテたちは、ヘロニモたちをやっつけることができるのでしょうか。 2016年バルコ・デ・バポール賞受賞作
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La costura つくろいもの
¥3,500
はじめて読むなら 文と絵: Isol イソール(アルゼンチン) 出版社: Fondo de Cultura Económica, 2022 サイズ: 20x25cm, ハードカバー ページ数:80ページ 対象年齢: 記載なし ISBN: 9786071675620 リラは、なんでもすぐになくします。鍵、えんぴつ、マフラー、かさ。すると、ママにすごくしかられます。でもそれは、裏側の世界に穴があいているからでしょう。 もう何もなくすまいと心に決めたリラは、ある日裏側の世界に入り、そこにあいた穴をつくろっていきます。すると世界は濃い霧におおわれて…… パレスチナの刺繍のストールから生まれた物語。 ものをなくして、こまった経験のある子どもの共感をよぶ、イソールのユーモアとウィットが光る幼年童話です。 こちらは、イソールによるプレゼンテーションのビデオ。アラブの歌も魅力的です。 https://www.youtube.com/watch?v=URSQT2DwkZg
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Rumbo sur 南へ
¥2,300
だいぶなれたら 文:Manuel L. Alonso マヌエル・L・アロンソ(スペイン) 挿絵:Elena Odoriozola エレナ・オドリオソラ(スペイン) 出版社:Edelvives, 2005 サイズ:13x20cm、ソフトカバー ページ数:140ページ ISBN: 9788426359483 生まれ育った町から出たことのない10歳の少女と、長くあったことのなかった父親が15日間、一緒にすごすことになります。二人はそこから、1000キロ以上もの旅をすることになるのですが、お金もなく、何もないなかで、どんな運命が待ち受けているのでしょうか。 第16回エデべ児童文学賞受賞作。
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ワケアリ El valor del agua 水の価値(『リャマサーレス短篇集』所収)原書
¥1,400
30%OFF
30%OFF
スペインからとりよせたときから、マットな紙の表紙にスレ感や細い線が入り、うっすらと汚れがあるため、当初の値段よりも安くしました。 だいぶなれたら 文:Julio Llamazares フリオ・リャマサーレス(スペイン) 絵:Antonio Santos アントニオ・サントス(スペイン) 出版社:Cuatro azules, 2011 サイズ:17x23cm ページ数:54ページ ISBN: 9788493729561 フリオのおじいちゃんは、フリオが水道を使っていると「水を大事にしろ」と言います。だんだんと頭がぼけてきて、家族の誰にも相手にされなくなったおじいちゃんと話をするのはフリオだけ。とうとう施設に入れられてしまったおじいちゃんは、大事にしまってあった箱をフリオに渡します。その中に入っていたのは……。 『黄色い雨』『狼たちの月』で圧倒的な支持をえたリャマサーレスの、おそらくははじめての児童向け作品です。端正な文章で、シンプルに、けれども深く描かれた、心にしみる物語です。 『リャマサーレス短篇集』(河出書房新社)に収録されています。 味わいのある版画の挿絵入り。 2024年2月にこの本は、Nórdica という出版社から、たぶん同じ挿絵入りで再刊されました。
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Shola y los leones ショラ、ライオンになる(小学館世界J文学館所収)
¥1,600
少しなれたら 文: Bernardo Atxaga ベルナルド・アチャーガ(スペイン) 絵: Mikel Valverde ミケル・バルベルデ(スペイン) 出版社: Ediciones SM シリーズ名: El barco de vapor サイズ: 12x19cm、ソフトカバー ページ数: 76ページ 対象年齢: 7歳から ISBN: 9788491073468 代表作『オババコアック』(中央公論新社)が日本語にも翻訳されている、バスクを代表する作家ベルナルド・アチャーガが描く、ゆかいな犬のショーラシリーズ3冊のうちの1冊目。 ある日、飼い主のグロゴさんが、友人とアフリカのライオンの話をするのを聞いていた犬のショーラは、自分には、そのジャングルの王の特徴がすべてそなわっているから、自分はライオンなのだと思いこみます。犬のショーラが何をしでかすのかは、読んでのお楽しみ! 自分を犬だと思っていない、なまいきな犬のショーラの活躍をお楽しみください。バルベルデの挿絵も、明るくほのぼのとしています。 日本語版は、『小学館世界J文学館』所収、『ショラのぼうけん』におさめられています。
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Shola y angeliño ショラ、ネズミとりに協力する(小学館世界J文学館所収)原作
¥1,500
少しなれたら 文: Bernardo Atxaga ベルナルド・アチャーガ(スペイン) 絵: Mikel Valverde ミケル・バルベルデ(スペイン) 出版社: Ediciones SM, 2006 シリーズ名: El barco de vapor サイズ: 12x19cm、ソフトカバー ページ数: 76ページ 対象年齢: 7歳から 代表作『オババコアック』(中央公論新社)が日本語にも翻訳されている、バスクを代表する作家ベルナルド・アチャーガが描く、ゆかいな犬のショーラシリーズ3冊のうちの3冊目。 ある日、飼い主のグロゴさんは、ショーラを田舎にある友だちのベゴーニャさんの家につれていきます。そこで、ベゴーニャさんの飼い犬アンヘリーニョと知り合ったショーラは、二人(二匹?)でネズミたいじをするといって、チーズをもらっていきますが…。 強がりで、みえっぱりで、そのくせ失敗ばかりしているショーラが、かわいらしくなります。バルベルデの挿絵も、明るくほのぼのとしています。 絶版本で、在庫限りです。 日本語版は、『小学館世界J文学館』所収、『ショラのぼうけん』におさめられています。
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Shola y la tia de America ショラ、自由気ままに生きる(小学館世界J文学館所収)原作
¥1,500
少しなれたら 文: Bernardo Atxaga ベルナルド・アチャガ(スペイン) 絵: Mikel Valverde ミケル・バルベルデ(スペイン) 出版社: SM, 2014 サイズ: 12x18cm、ソフトカバー ページ数: 86ページ 対象年齢: 7歳から ISBN:9788467569421 グロゴさんの犬のショーラは独立独歩。リードをつけられることなく、いつもひとりで公園に散歩に行き、「自由に生きている」と自負しています。ある日、グロゴさんのところに、アメリカのワイオミングに住むおばさんがたずねてくることになります。おばさんが来たら、自分はくさりにつながれることになるのではと、ショーラの中で不安がふくらんでいきますが……。 人気のショーラシリーズの4作目です。ユーモアとウィットに富んだ、哲学的でもある物語をお楽しみください。 日本語版は、『小学館世界J文学館』所収、『ショラのぼうけん』におさめられています。
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Jinetes en caballos de palo / 『棒きれ木馬の騎手たち』(行路社)原作
¥1,700
だいぶなれたら 文: Marta Osorio マルタ・オソリオ (スペイン) 絵: Violeta Monreal ビオレタ・モンレアル(スペイン) 出版社: Alfaguara, 1982 シリーズ名: Alfaguara Infantil サイズ: 12x20cm、ソフトカバー ページ数: 154ページ 対象年齢: 12歳から 戦争が打ち続き、大人たちがいくら戦っても解決できない紛争を終わらせ、平和を勝ちとったのは、棒きれ木馬にのった子どもたちでした。 マルタ・オソリオは、1960年代から活躍しているグラナダ生まれの作家。ロマの女の子を主人公にした絵本で有名ですが、これは17世紀の三十年戦争時代のオスナブリュックを舞台にした歴史小説です。 絶版になっている本で、再入荷予定なし。これが最後の1冊の希少本です。
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El rostro de la sombra 闇の顔
¥1,600
自信がついたら 文:Alfredo Gómez Cerdà アルフレッド・ゴメス=セルダ 出版社:SM、2011 サイズ:15x20.5cm ページ数:158ページ 対象年齢:12歳から ISBN: 9788467548150 マドリードの高速道路は、一部の街灯のケーブルが盗まれて真っ暗な区間がある。一晩遊んで、2人の友だちと連れ立って家に帰ろうとしていた高校生のアドリアンは、高速道路にかかる陸橋の上から走ってきた車の直前で石を落とすという遊びを思いつく。だが、ちょっとした冗談のつもりが、一台の車が大破。追い詰められていく。 マドリードに住む中高校生なら、ふと魔がさして当事者となりかねない設定で、おそろしい事件をめぐる主人公や家族の葛藤をゴメス=セルダがみとごに描きだします。短いながら読み応えがあります。
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El empollón, el cabeza cuadrada, el gafotas y el pelmazo ガリ勉、カタブツ、メガネ、うざいやつ
¥1,600
文:Roberto Santiago ロベルト・サンティアゴ(スペイン) 絵:Chema García チェマ・ガルシア 出版社:SM, 1999 サイズ:12x19cm、ソフトカバー ページ数:124ページ 対象年齢:9歳から ISBN: 978-84-675-8584-1 マティアスの学校では、学年末に「xxな人」の投票があり、その集計の結果が発表されます。去年マティアスは、pelmazo(たいくつな、うざい)部門の3位になってしまい、3人の親友も、やはりあまりいけてない部門に入ってしまいました。divertidoやguaposは無理だとしても、せめていやな部門に選ばれないようにしたいと、マティアスは決心しますが、何もかもが裏目に出て……。 あまりクラスでも目立たない、いじいじとした男の子の悲哀が伝わってきます。pelmazoのレッテルを貼られたマティアスが、そのコンプレックスを乗り越えていくうようすが、ユーモアをまじえて描かれます。スペインの小学生のありのままの生活がわかる1冊です。
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Cuando de noche llaman a la puerta 夜、ドアをだれかがノックしたとき
¥1,700
自信がついたら 文:Xabier P Docampo シャビエル・ぺ・ドカンポ(スペイン) 絵:Xosé Cobas ショセ・コバス 出版社:Anaya, 1996 サイズ:12.5x19cm、ソフトカバー ページ数:90ページ 対象年齢:12歳から ISBN: 9788420770901 ある雨の夜、道に迷った旅の男がようやく見つけた家の戸を叩くと、出てきた家の主人は自分とそっくりの男でした。1つだけ違うのは、主人の左目が大きく開いていること。よく見ると、主人の左目にはまぶたがありません。食事をふるまってもらい、ワインをあけたとき、突然、主人は旅人に襲いかかってきて……という、El espejo del viajerom(旅人の鏡)ほか、全4編の怖い話を収録。 小さい頃、何より好きだった父親の素話の雰囲気を再現するようにつとめたという著者の弁どおり、まるで誰かが静かに語りかけてくるような文体で、ひたひたと恐怖が迫ってきます。言葉のマジックを味わってください。 オリジナルはガリシア語。 1995年年度スペイン児童文学賞受賞作
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Cartas a Ratón Pérez ペレスねずみへの手紙
¥1,500
少しなれたら 文:Antonia Ronedas アントニア・ロデナス(スペイン) 絵:Carme Solé Vendrell カルマ・スレ=バンドレイ(スペイン) 出版社:Anaya, 2006 サイズ:13x20cm、ソフトカバー ページ数:58ページ 対象年齢:8歳から ペレスねずみの仕事は、枕の下に置かれた歯のかわりにコインを置いてくること。だから、子どもたちからよく手紙をもらいます。ところがあるとき、ネコから手紙をうけとりました。しかも、それは、コインではなく歯をくださいというお手紙でした。そのネコは、歯が1本もなかったのです! ペレスねずみは、歯のないネコを助けられるでしょうか? スペインでは歯が抜けたときに、抜けた歯を枕の下において寝ると、夜の間にペレスねずみが歯をとって、かわりにコインを置いていってくれると言われています。ペレスねずみと、ねずみの大敵ネコをめぐる、心あたたまる幼年童話です。
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Barro de Medellin / 『雨あがりのメデジン』(鈴木出版)原作
¥1,800
だいぶなれたら 文:Alfredo Gómez Cerdà アフレッド・ゴメス=セルダ 絵:Xan López Domónguez シャン・ロペス=ドミンゲス 出版社:Edelvioves, 2009 サイズ:13x20cm、ソフトカバー ページ数:146ページ 対象年齢:10歳以上 数か月前、カミーロたちの住む山の斜面に図書館ができました。空からズドンと落ちてきたまっ黒い岩のような建物は、斜面で奇跡的にとまって、空にむかって口をあけている岩のようです。でも、カミーロとアンドレスは図書館のそばにくるといつもくるりと背をむけます。そのわけは……。 スペイン屈指の児童文学作家が、南アメリカ、コロンビアのメデジンできょうを生きぬく十歳のふたりの少年の姿をえがいた、雨あがりの物語。スペイン国民児童文学賞受賞作。