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El Conejo y el Mapurite ウサギとスカンク
¥1,800
はじめて読むなら 採話: Ramón Paz Ipuana ラモン・パス・イプアナ(ベネズエラ) 絵:Vicky Sempere ビッキー・センペーレ (スペイン) 出版社: Ekaré, 1979 シリーズ名:Narraciones Indigenas サイズ: 20.5x21.5cm, ソフトカバー ページ数: 36ページ 対象年齢: 6歳から ある日、病人をなおしてやるためにアチャ川に向かっていたスカンクは、途中でウサギに会います。ウサギは、スカンクからたばこをもらい去っていきますが、再び、今度は年寄りウサギに変装してスカンクの前にあらわれ、残りのたばこもまきあげてしまいます。それに気づいたスカンクは、仕返しをしてやろうと、とんでもないものをまぜこんだたばこをつくります……。 ベネズエラの北東にあるグアヒラ半島につたわる昔話。「因幡の白ウサギ」や「カチカチ山」を思い出させる、素朴なお話です。 画家のビッキー・センペーレは、スペイン生まれですが、育ったのはベネズエラとのこと。スカンクの身につけているものや、たばこを作るときの道具は、きっとグアヒラの人たちが実際に使っているものでしょう。ラテンアメリカのインディヘナの文化を感じてください。
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Los hijos del Sol 太陽の息子
¥3,200
少しなれたら 文:Michaela Chiril ミカエラ・チリフ(ペルー) 絵:Juan Palomino フアン・パロミノ(メキシコ) 出版社:Kalandraka, 2023 大きさ:24.5x21.5cm、ハードカバー ページ数:40ページ 対象: ISBN: 9788413432434 ペルーの町クスコの起こりを語ったマンコ・カパックとママ・オクリョの神話をペルーの注目の作家ミカエラ・チリフが語りなおした絵本です。 メキシコの実力派フアン・パロミノの作り上げた、変化にとんだ画面と繊細な色づかいで繰り広げられる神話世界もぜひご覧ください。 中身の一部はこちら https://issuu.com/kalandraka.com/docs/los-hijos-del-sol-c 2024 クアトロガトス財団賞受賞
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El pollito de la avellaneda ハシバミ林のひよこ
¥2,500
はじめて読むなら 文:Antonio Rubio アントニオ・ルビオ(スペイン) 絵:Gabriel Pacheco ガブリエル・パチェコ(メキシコ) ハシバミ(ヘーゼルナッツ)の林でえさをついばんでいたひよこは、ハシバミを喉につまらせてしまいます。おかあさんめんどりは、飼い主のところにいって、なんとかしてくれと言いますが、飼い主は靴がないから、靴屋にいけといい、靴屋にいくと、革がないから山羊のところにいけといい・・・。 たらいまわしにされるけれど、最後はまるくおさまる、よく見る形の昔話です(「昔話」と書いてありますが、どこの昔話かわかりません)。 メキシコの人気イラストレータ、ガブリエル・パチェコの初期の頃の絵です。色づかいがしゃれていて、ぐるぐるまわるお話の感じが絵からも感じられます。
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La tortilla corredora はしるトルティージャ
¥2,200
はじめて読むなら 文: Laura Herrera ラウラ・エレーラ(チリ) 絵: Scarlet Narciso スカーレット・ナルシソ(ベネズエラ) 出版社: Ekaré, 2010 サイズ: 20x23cm, ハードカバー ページ数:40ページ 対象年齢: 3歳から お母さんがトルティージャをつくります。はやく焼けろと、待ちかまえているはらぺこの7人の子どもたち。ところが、トルティージャは、食べられてなるものかとにげだします。にげる途中で、ニワトリに会い、次に牛に会い、犬に会いますが、トルティージャはにげる、にげる。ところが、そこで、目の前に大きな川があります。途方にくれるトルティージャを助けてくれたのはブタ。けれども、ブタはほんとうに助けてくれるのでしょうか。 トルティージャは、メキシコをはじめ中南米で食べられているトウモロコシのクレープのようなうすやきパン。『おだんごパン』とよく似たこのお話は、チリの子どもたちに親しまれている昔話のひとつです。本来なら、トルティージャはブタに食べられてしまうのですが、この絵本では違う結末が用意されています。 チリでよく見かける木や鳥が、さりげなく絵の中に取り入れられられている(巻末に解説あり)いるのも楽しい。
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Corre corre, calabaza 『はしれ! カボチャ』(小学館)原作
¥3,300
はじめて読むなら 文: Eva Mejuto エバ・メフト(スペイン) 絵: Andre Letria アンドレ・レトリア(ポルトガル)出版社: OQO サイズ: ページ数: 20ページ、ハードカバー 孫の結婚式に出ようと、おめかしして出かけたおばあさんは、途中でこわーいオオカミとクマとライオンにでくわします。なんとかのがれたものの、帰り道はどうなるのでしょう? 大きなカボチャと編みタイツに赤いハイヒールのおしゃれなおばあさんが楽しいポルトガルのお話です。日本版も読み聞かせに大人気の絵本です。
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El conde Olinos オリノス伯爵
¥1,400
はじめて読むなら 絵: Morella Fuenmayorモレジャ・フエンマジョール(ベネズエラ) 出版社: Ekaré, 2012 新版(2000初版) サイズ: 24.5x16.5cm、ハードカバー ページ数: 24ページ ISBN: 978-84-939138-9-2 サン・フアンの朝はやく目覚めたオリノス伯爵は、馬に水をやろうと海辺におります。馬が水を飲むあいだ美しい歌うたうと、空を舞う鳥もとまって耳をすませます。こうして、お城の姫ぎみのもとに行こうとするオリノス伯爵ですが、姫ぎみにふさわしくない者として殺されてしまいます。姫ぎみも悲嘆にくれて命を落とし、二人のなきがらは、やがて白いバラと白いサンザシとなります。 スペインやポルトガル、中南米に伝わる、結ばれぬ愛をうたった、「ロミオとジュリエット」のようなロマンセの絵本。 ヨーロッパらしい舞台の中に、どこか南国の味わいのある美しい絵が魅力です。
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El Cocuyo y la Mora 『ホタルとのばら』原作
¥1,300
はじめて読むなら 原作: Fray Cesáreo de Armellada セサレオ・デ・アルメリャーダ修道士(スペイン) 再話: Kurusa / Verónica Uribe クルーサ(ベネズエラ)、ベロニカ・ウリベ(チリ) 絵: Amerie Arecoアメリエ・アレコ(ベネズエラ) 出版社: Ekaré, 1978 シリーズ名: Narraciones indígenas サイズ: 20.5x20.5cm、ソフトカバー ページ数: 36ページ 対象年齢: 6歳から 旅に出たホタルコメツキは、枯れかけた桑の木と出会います。桑はホタルコメツキが好きになります。けれどもホタルコメツキは、花もなく、葉も落ちた桑を相手にせず、そのまま旅を続けます。ところが、帰りによったとき、桑は若葉を出し、花をさかせ、みちがえるほどきれいになっていて、今度はホタルコメツキを相手にしません。桑が人間にいったん焼かれて、若返ったと聞いたホタルコメツキは、自分もさっそうとした若者に戻ろうと、火にとびこんでいきます。 ベネズエラ南部に住むぺモン族の昔話。ホタルコメツキ(大型のホタルのような昆虫)の体が真っ黒で、夜になるとおしりが光るようになった由来を語る物語です。最後のページにペモン族についての解説あり。ペモン族は、美しい言葉と語りの伝統がある部族だそうです。