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OK, señor Foster/『フォスターさんの郵便配達』(偕成社)原作
¥2,200
自信がついたら 文: Eliacer Cansino エリアセル・カンシーノ(スペイン) 出版社: Editorial Edelvives シリーズ名: Alandar サイズ: 13x21.5cm、ソフトカバー ページ数: 196ページ 対象年齢: YA ISNB: 9788426372390 大西洋に面した小さな村。母親を亡くし、漁師の父親にもかまわれずに育ったペリーコは、ある日、村に住むイギリス人のセニョール・フォスターとはじめて話をします。それからまもなく、いつものように郵便局員のおじさんから古切手をもらっているとき、セニョール・フォスターあての雑誌が郵便局にたまっているのを知ったペリーコは、とどけにいく役をかって出ます。 『ベラスケスの十字の謎』のカンシーノの新作です。内戦の影が色濃く残る独裁下のスペインを舞台にした、少年ペリーコの成長物語。親からもだれからもかまわれず、学校も休みがちで、将来への希望も夢もない粗野な少年が、セニョール・フォスターを通して新しい世界への目を開かれていきます。子どもへのまなざしがあたたかい、じーんと胸をうつ話題作。 2009年度アランダール賞受賞作
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Barro de Medellin / 『雨あがりのメデジン』(鈴木出版)原作
¥2,500
だいぶなれたら 文:Alfredo Gómez Cerdà アフレッド・ゴメス=セルダ 絵:Xan López Domónguez シャン・ロペス=ドミンゲス 出版社:Edelvioves, 2009 サイズ:13x20cm、ソフトカバー ページ数:146ページ 対象年齢:10歳以上 数か月前、カミーロたちの住む山の斜面に図書館ができました。空からズドンと落ちてきたまっ黒い岩のような建物は、斜面で奇跡的にとまって、空にむかって口をあけている岩のようです。でも、カミーロとアンドレスは図書館のそばにくるといつもくるりと背をむけます。そのわけは……。 スペイン屈指の児童文学作家が、南アメリカ、コロンビアのメデジンできょうを生きぬく十歳のふたりの少年の姿をえがいた、雨あがりの物語。スペイン国民児童文学賞受賞作。
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Shola y los leones ショラ、ライオンになる(小学館世界J文学館所収)
¥1,600
少しなれたら 文: Bernardo Atxaga ベルナルド・アチャーガ(スペイン) 絵: Mikel Valverde ミケル・バルベルデ(スペイン) 出版社: Ediciones SM シリーズ名: El barco de vapor サイズ: 12x19cm、ソフトカバー ページ数: 76ページ 対象年齢: 7歳から ISBN: 9788491073468 代表作『オババコアック』(中央公論新社)が日本語にも翻訳されている、バスクを代表する作家ベルナルド・アチャーガが描く、ゆかいな犬のショーラシリーズ3冊のうちの1冊目。 ある日、飼い主のグロゴさんが、友人とアフリカのライオンの話をするのを聞いていた犬のショーラは、自分には、そのジャングルの王の特徴がすべてそなわっているから、自分はライオンなのだと思いこみます。犬のショーラが何をしでかすのかは、読んでのお楽しみ! 自分を犬だと思っていない、なまいきな犬のショーラの活躍をお楽しみください。バルベルデの挿絵も、明るくほのぼのとしています。 日本語版は、『小学館世界J文学館』所収、『ショラのぼうけん』におさめられています。
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Shola y la tia de America ショラ、自由気ままに生きる(小学館世界J文学館所収)原作
¥1,500
少しなれたら 文: Bernardo Atxaga ベルナルド・アチャガ(スペイン) 絵: Mikel Valverde ミケル・バルベルデ(スペイン) 出版社: SM, 2014 サイズ: 12x18cm、ソフトカバー ページ数: 86ページ 対象年齢: 7歳から ISBN:9788467569421 グロゴさんの犬のショーラは独立独歩。リードをつけられることなく、いつもひとりで公園に散歩に行き、「自由に生きている」と自負しています。ある日、グロゴさんのところに、アメリカのワイオミングに住むおばさんがたずねてくることになります。おばさんが来たら、自分はくさりにつながれることになるのではと、ショーラの中で不安がふくらんでいきますが……。 人気のショーラシリーズの4作目です。ユーモアとウィットに富んだ、哲学的でもある物語をお楽しみください。 日本語版は、『小学館世界J文学館』所収、『ショラのぼうけん』におさめられています。
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El arquitecto y el emperador de Arabia /『イスカンダルと伝説の庭園』(徳間書店)原作
¥2,600
自信がついたら 文:Joan Manuel Gisbert ジョアン・マヌエル・ジズベルト(スペイン) 絵:Alberto Urdiales アルベルト・ウルディアレス(スペイン) 出版社:Edelvives, 1993 サイズ:13x21.5cm ページ数:122ページ 対象年齢:中学生から ISBN: 9788426348463 世継ぎにめぐまれない王アルイクシールは、自分の栄華の痕跡を地上に残すため、この世に二つとない庭園を、世界一の建築師イスカンダルに作らせます。ところが、庭園を完成させたイスカンダルに待ち受けていたのは、約束の報酬ではなく、王のとんでもない仕打ちでした。イスカンダルは、逃れることができるのでしょうか……。 北アフリカからやってきたイスラム教徒との長い共生の歴史を持つスペインには、多くのイスラム建築が残っています。そんな文化を感じさせる、短いながら読みごたえのある美しい物語です。
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El tiempo y la promesa / 『約束の丘』(行路社)原作
¥1,500
自信がついたら 文:Concha López Narváez コンチャ・ロペス=ナルバエス 出版社:Bruño, 1990 サイズ: 12x19cm, ソフトカバー ページ数:本文164ページ ISBN: 9788421652503 1492年、カトリック両王に統一されたスペインで、ユダヤ人の追放令が出ます。バスクのビトリアを舞台に、キリスト教徒の少年と、キリスト教徒だと思っていたのに隠れユダヤ教徒だった少年、そしてユダヤ教徒の少年の3人の友情を軸に、信仰とは何か、政治とは何かを描いた歴史小説です。
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Una bala para el recuerdo『この銃弾を忘れない』(徳間書店)原作
¥2,400
自信がついたら 文: Maite Carranza マイテ・カランサ(スペイン) 出版社: Loqueleo, 2017 サイズ: 14x21.5cm,ソフトカバー ページ数: 190ページ 対象年齢: 14歳から ISBN: 9788491222583 アストゥリアス山中の村に住むミゲルの父は、スペイン内戦が始まってまもなく共和国軍に合流するといって山に入ったきり音沙汰がありません。そこへ、父親は捕虜収容所で生きているという知らせが届きます。父に会いにいき、できるなら連れて戻るようにと母に命じられて、13歳のミゲルは旅に出ます。犬のグレタとともに、ミゲルはひとりぼっちで、国民軍やオオカミの危険が待ちうける山を越え、進んでいきますが……。 13歳のミゲルの旅にのせて、スペイン内戦の現実が明らかになっていきます。軽快でテンポのよい文章で、冒険小説のように先を読めたくなるところは、さすが、国民児童文学賞作家のカランサ。YA小説が初めてという方にもおすすめ。
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Caperucita en Manhattan / 『マンハッタンの赤ずきんちゃん』原作
¥3,100
自信がついたら 文と絵: Carmen Martín Gaite カルメン・マルティン・ガイテ(スペイン) 出版社: Siruel aシリーズ名: Coleccion Las Tres Edades サイズ: 14x21.5cm ページ数: 184ページ 対象年齢: 記載なし ニューヨークに住む空想好きの10歳の女の子サラ・アレンは、おばあちゃんのところにママのつくったイチゴケーキを届けにいくところで、ミス・ルナティックという自由の女神の化身と遭遇。そこから、ワクワクドキドキの冒険が始まります。 作品全体が、「赤ずきんちゃん」のパロディーになっています。とにかく女性が元気で魅力的! スペインでは、十代から一般の読者まで、広く親しまれているロングセラーです。当店の店名の由来となった小説。 マガジンハウス刊行の日本語版は絶版になっていますが、図書館では見つかると思いますので、「日本語版のある本」にも入れておきます。
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Celia, lo que dice /『ゆかいなセリア』(彩流社)原作
¥2,200
だいぶなれたら 文:Elena Fortún エレナ・フォルトゥン(スペイン) 絵: Molina Gallent モリーナ・ガリェント(スペイン) 出版社:Alianza,2020(新装版) サイズ: 13x20.5cm, ハードカバー ページ数: 238ージ 対象年齢: 小学生から ISBN: 9788491819875 1928年に雑誌で連載が始まって以来、大人気を博した内戦前のスペイン児童文学の金字塔、セリアシリーズの第1作です。子どもらしい発想で、さまざまないたずらを繰りひろげる、生き生きとした主人公セリアは子どもたちを魅了しました。 「王様ははだかだ!」と言ってしまう子どもの視線を持つ名作です。90年近く前の作品ですが、今でも楽しめる部分がたくさんあります。
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El polizón del Ulises y otros cuentos para jóvenes /『ユリシーズ号の密航者』
¥2,500
自信がついたら 文: Ana María Matute アナ・マリア・マトゥーテ(スペイン) 出版社: Austral サイズ: 12.5x19cm、ソフトカバー ページ数: 460ページ 対象年齢: 記載なし ISBN: ある日、刑務所から脱走した囚人と出会い、「ユリシーズ号」という帆船に見立てている屋根裏部屋にかくまうようになった少年フフー。やがて、囚人とのかかわりのなかで、フフーは世界へのあこがれをふくらませていきますが…… 『ユリシーズ号の密航者』のオリジナルのほか、マトゥーテの児童文学作品Paulina, Solo un pie descalzo, El verdadero final de la Bella Durmiente3作をおさめたアンソロジーです。 ストーリーテラー、マトゥーテの物語世界を存分にお楽しみください。
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Historia de una gaviota y del gato que le enseñó a volar / 『カモメ…
¥2,500
自信がついたら 文: Luis Sepúlveda ルイス・セプルベダ(チリ) 出版社: Tusquets Editores, 1996 サイズ: 14x21cm、ソフトカバー ページ数: 138ページ 対象年齢: 一般 ドイツの港町で、猫のもとに墜落してきた一羽のメスのカモメ。カモメは亡くなりますが、死に際に、最後に産み落とした卵のことを猫にたくします。カモメを育てる猫を、はじめはみなばかにしていますが……。 タイトルのとおりのお話です。『ラブ・ストーリーを読む老人』『パタゴニア・エキスプレス』なども邦訳されているチリの作家、ルイス・セプルベダのこの作品は、一般の読者向けの体裁で刊行されていますが、副題にuna novela para jovenes de 8 a 88 años(8歳から88歳の若者のための小説)にもあるように、広い年代の読者に親しまれています。 違いを超えた理解を描いた寓話として、スペインの中高校生にも広く読まれている作品です。日本版とは違う、Miles Hymanの挿絵も深みがあってすてきです。
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La Leyenda del Rey Errante / 『漂泊の王の伝説』(偕成社)原作
¥1,600
自信がついたら 文: Laura Gallego García ラウラ・ガリェゴ・ガルシア(スペイン) 出版社: Ediciones SM, 2002 シリーズ名: El barco de vapor, serie roja サイズ: 12x19cm、ソフトカバー ページ数: 213ページ 対象年齢: 12歳から アラビアの砂漠の王国、キンダ王国の王子ワリードは、自信満々でのぞんだカスィード(長詩)のコンクールで、貧しいじゅうたん織りにやぶれます。殿下の詩には心がないと言われた王子は、とてつもない方法でじゅうたん織りへの復讐をはかります。しかし、それがもとで長いさすらいの旅に出ることに。漂泊のはてに、王子は自分のさがしていたものを見つけられるのでしょうか? ガリェゴ・ガルシアは、人気絶頂のファンタジー作家。若い作家ながら、緻密に描きこんだ、リアリティのある、しっかりした構成のファンタジー世界をつくりあげることで定評があります。 バルコデバポール賞受賞作。
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El hombrecito vestido de gris/ 『灰色の服のおじさん』原作
¥2,600
だいぶなれたら 文: Fernando Alonso フェルナンド・アロンソ(スペイン) 絵: Ulises Wensell ウリセス・ウェンセル(スペイン) 出版社: Kalandraka サイズ: 15x24cm, ハードカバー ページ数: 78ページ 対象年齢: 10歳から ISBN: 9788484648390 毎日毎日、同じことを繰り返している、いつも灰色の服をきているおじさん。でも、おじさんの心の中には虹があり、すてきな夢を持っていました…… 表題作をはじめとする、8つのお話を収録。お父さんの作ってくれた折り紙の小鳥や、鉛の船、おじいちゃんの時計、小麦畑のかかしなど、日常のなにげない物をとりあげています。 効率中心の社会批判がのぞく、ちょっぴりせつないお話も。声にだして読んでみると、文章の美しさ、響きのよさも味わえます。30年読みつがれてきた、スペイン児童文学の古典的作品。 Alfaguara 版が絶版になり、Kalandraka のハードカバーに版が変わりました。 1977年度ラサリーリョ賞受賞 1980年IBBYオナーリスト賞受賞
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El misterio Velázquez / 『ベラスケスの十字の謎』(徳間書店)原作
¥2,300
自信がついたら 文: Eliacer Cansino エリアセル・カンシーノ(スペイン) 出版社: Editorial Bruño, 1998 (2022年26刷) シリーズ名: Paralelo cero サイズ: 13x21cm、ソフトカバー ページ数:154ページ 対象年齢: 中学生から ISBN: 9788469668061 17世紀、イタリアからスペイン王フェリーペ四世の宮廷に連れてこられた少年ニコラス。宮廷画家ベラスケスがとりくんでいる絵に描きいれられることになったニコラスは、ベラスケスがこの絵のために、ネルバルという謎の男ととりひきをしようとしているのを知ります。ベラスケスは、何を得ようとしていたのでしょうか……? スペインではだれもが知っている、マドリードのプラド美術館にある名画『侍女たち(ラス・メニーナス)』をめぐる物語。本を読んだあとで、ベラスケスの画集をめくってみてもおもしろいでしょう。 1997年度ラサリーリョ賞受賞作 IBBYオナーリスト賞受賞作